日本の銘柄シリーズ ①
2008年 03月 07日
~メジャーなネーミング~
日本には多くの銘柄が存在します。
その銘柄それぞれには、名前のつけられた由来があるものです。
そこで
「銘柄の名前がつけられた由来」から日本の米を見つめていきたいと思います。
今回は第1回。
日本で多く流通しているメジャーな銘柄がつけられた由来などを見ていきましょう。
まず、日本で1番流通している銘柄
「コシヒカリ」
「コシヒカリ」と言えば日本全国で栽培されるようになってはいますが、
その中でも最も有名な産地と言えば、新潟県ですよね。
だから「コシヒカリ」の「コシ」は新潟県を指している、と思う人が多いと思いますが、
厳密に言えばそうではないのです。
「コシヒカリ」が産まれたのは福井県なんです。
細かく言うと、原型を作っていたのは新潟県の農業試験場で、その後福井県の農業試験場で研究が続けられた後に「コシヒカリ」が誕生したのです。
そこで、福井県の昔の呼び名である「越前」から「越」を取ったという考え方が有力なのですが、
「越」という昔の地域の呼び名は「越前」「越中」「越後」と北陸地方全般を指しているので
「コシ」という名前には新潟県も含まれているということになるでしょうか。
続いて、東北地方全体で収穫されている代表的な銘柄
「ひとめぼれ」
「ひとめぼれ」は宮城県の農業試験場で生まれた銘柄で、宮城県では1番多く収穫されている銘柄です。
この名前は、米粒の光沢が非常によく、思わず「一目惚れ」してしまうほどだ、
というところから由来しているそうです。
確かに米を見ると粒が揃って綺麗なお米ですよね。
続いては同じく東北地方を中心に収穫されている
「あきたこまち」
その名が示すとおり、生まれは秋田県です。
この名前の由来になっているのは、平安時代を代表する歌人である小野小町です。
小野小町は現在の秋田県湯沢市で生まれたという諸説がありまして
(湯沢市の地名に小野という場所がある)、
そこから、おいしい米で名声を得られるようにと言う希望を込めて名づけられたそうです。
西日本の方々には「ヒノヒカリ」という銘柄が馴染み深いのではないでしょうか。
この銘柄は山陰地方を除く西日本全域で収穫されているメジャー銘柄です。
この「ヒノヒカリ」が産まれたのは宮崎県です。
この「ヒノヒカリ」。漢字で書くと「陽の光」と表せます。
「陽」というのは西日本や九州を指しています。瀬戸内海地方のことを「山陽」などというのがその名残です。
研究に研究を重ねてやっとの思いで産まれた待望の新品種であうことから、その思いを
「ヒカリ」という名に込めて「ヒノヒカリ」になったそうです。
いかがでしょうか。
どの名前を見ても、その産地の思いを大きく込めた名前であると言うことが
よく分かりますね。
それだけ新しい品種を生み出すと言うことは大変であると共に、そこに込められた
期待が大きいのですね。
次回は、各地の独自銘柄にスポットを当ててご紹介します。
