日本の銘柄シリーズ ③
2008年 04月 04日
~メジャーになる秘訣~
シリーズ第3回目になる今回は、前回までのネーミングにまつわる話から変わりまして、
日本で多く流通しているメジャーなブランドが、なぜ「メジャー」になったのかを
考えてみようと思います。
日本で1番流通している銘柄である「コシヒカリ」
北は山形から南は鹿児島まで、ほぼ全国的に栽培が行われています。
では、なぜ全国的に栽培が行われるようになったのでしょうか?
稲というものは、もともと熱帯地域で栽培されている植物です。
これを日本のような縦に長い国土で栽培させるために必要なことは、
いかに気候や環境の変化に影響を受けないようなものにするかどうかです。
「コシヒカリ」というのは耐冷性を持つと共に、害虫や病気に強いという利点から
各地で栽培されるようになりました。
人気銘柄になった「コシヒカリ」は、そのネームバリューからか全国的に栽培地域が
広がっていって、今や日本で1番の米となったわけです。
「コシヒカリ」のような影響を受けにくく収穫が安定する銘柄が人気になる一方で、
それに加えて食味(味わいと言い換えても良い)を加えた「あきたこまち」も
東北地方に限らず、長野や愛媛といった他地域での栽培も行われています。
気候の変化などに対応できるよう改良を重ねていく米の中で、
特に冷害の影響を受ける東北地方においては、耐冷性の強い品種の研究が行われ、
そこから産まれた「ひとめぼれ」は東北の各地で栽培が盛んに行われています。
西日本を中心に栽培されている「ヒノヒカリ」は風の影響を受けて倒れてしまいやすい
ので、例えば関東平野に山から下りてくる強風など、風の強く吹く東日本では
あまり栽培されていないのです。
それぞれのメジャーなブランドが「メジャー」である理由。
それは日本独自の気候の変化にも耐え強く育ち、多く収穫され、美味しくいただける
という様々な品種の改良を重ねた結果なのです。
現在では各地域の農地の特性を生かすために各地で様々な研究が行われているので
メジャーなブランドより、独自性の強いブランドが多く存在しているのです。
これも様々な研究を重ねた結果なのです。
