平成20年産米の食味ランキング
2009年 02月 28日
平成20年産米の食味ランキングが、先日(財)日本穀物検査教会から発表されました。
これは日本全国で栽培されている米の食味を、特A、A、A'・・・と評価していくものなのですが今回対象になった127産地品種の中から21産地品種が特Aの評価を受けました。
今回特A評価を受けたのは、次の産地品種です。
岩手県南ひとめぼれ
宮城県北ひとめぼれ
宮城県中ひとめぼれ
秋田県北あきたこまち
山形内陸コシヒカリ
山形庄内はえぬき
山形内陸はえぬき
山形庄内ひとめぼれ
福島会津コシヒカリ
福島中通ひとめぼれ
群馬北毛コシヒカリ
新潟上越コシヒカリ
新潟中越コシヒカリ
新潟魚沼コシヒカリ
新潟岩船コシヒカリ
新潟佐渡コシヒカリ
山梨峡北コシヒカリ
長野東信コシヒカリ
京都丹後コシヒカリ
長崎県南にこまる
熊本城北ヒノヒカリ
以上21産地品種となりました。
20産地品種以上の特Aになったのは、今回が初めてだそうです。
(ちなみに、19年産は17産地品種でした)
今回始めて特Aの評価を受けたのが、群馬北毛コシヒカリと長崎県南にこまるで、
長崎県南にこまるは、今回初めて評価対象品種になっての特A評価となりました。
そんな中でも最も高い評価を受けたのが、「山梨峡北コシヒカリ」でした。
・・・と言われて、あまりピンと来ない方も多いかもしれません。
山梨県で米の栽培をしているというイメージが筆者にも湧かないのです。
やはり、山梨=フルーツという感じで想像される方もいらっしゃるでしょう。
そのイメージを裏付けるようなデータがあります。
平成17年の農水省によるデータによりますと、
山梨県における米の産出額は71億円だそうです。
山梨を含んだ関東地方1都8県全体で3787億円ですから、山梨県はそのうちの
0.18%となります。
しかも、1位茨城県の938億円は、山梨県の13倍にもなるわけで、
山梨県がいかに米の生産量の少ないかがわかります。
更に山梨県内で見てみると、同じく平成17年農水省データによると
山梨県内での果実の産出額は514億円。米の産出額の7.2倍になります。
やはりイメージ通りにフルーツの栽培が盛んなようです。
もともと山梨県は四方を山地に囲まれ、その中にある甲府盆地で農作物を
作ってきました。
かつては稲作も多く行われていましたが、戦後に収益性の高い果物の栽培が
始まり、夏の降雨量が少ない上に昼夜の寒暖差が大きい盆地独特の気候が
果物栽培に適していたということで良質な作物が多く収穫できたことから
稲作は徐々に衰退していきました。
今では県北部の峡北地方で県内の80%の米を生産するようになりました。
南アルプス連峰や八ヶ岳に囲まれた峡北地方では、花岡岩を通ったミネラルの
豊富な水が湧き出ているため、良質なお米が栽培でき、
また、山地に囲まれているのを活かし、標高によって植えつける品種を変える
ことで、どの品種も良好な生育が出来るということです。
と考えると、山梨のお米は良質であり、量の少ない「幻の米」と言えるのかも
しれません。
一度お試しになってみるのは、いかがでしょうか
