日本酒の歴史は古いんです
2007年 12月 26日
日本酒の歴史は古いんです。
縄文時代中期 (約5000年前)の井戸尻遺跡(長野県)から底に山葡萄の種がついた土器が発見されました。この土器に山葡萄を仕込み、果実酒を造ったと言われています。米・米麹を使用した本格的な酒造りはまだ行なわれていませんでした。
縄文時代以後、弥生時代にかけて水稲農耕が渡来定着しました。その後で、西日本の九州・近畿での米を主体とした酒造りがその起源と考えられます。この頃は、加熱した穀物を口で良く噛み、唾液の酵素(ジアスターゼ)で糖化、野生酵母によって発酵させる「口噛み」という、最も原始的な方法を用いていました。酒を造ることを「醸す(かもす)」と言いますが、この語源は「噛む」によると言われています。
奈良時代(710~794年)初期になると、米麹による醸造法が普及し、律令制度が確立され、醸造司(さけのつかさ)という役所が設けられ、朝廷のための酒の醸造体制が整えられて、酒造技術が一段と進んでいったことがうかがいしれます。
平安時代(794~1192年)初期に書かれた「延喜式」には、「米」「麹」「水」で酒を仕込む方法、さらにはお燗に関する記載がされています。また、10種類ほどのそれぞれ作り方が違う酒についても記載されています。
鎌倉・室町時代(1192~1573年)になると商業が盛んになるにつれ米と同等の経済価値をもった商品としての酒が流通し始めます。
朝廷の酒造組織にかわって寺院・神社が酒を造るようになり京都を中心に造り酒屋が隆盛し始めました。この頃に、現在の清酒造りの原型が整いました。
江戸時代(1603~1867年)には、保存性を高める為の火入れ法や歩留まりを良くすると同時に香味を整え、火落ち腐敗の危険を低くする焼酎の混和法などが開発されました。
江戸時代中期には、海運の発達や問屋組織の確立と共に、酒造りが巨大な産業へと発展していきました。
明治時代(1867~1912年)後半には、速醸法が編み出され、国立の醸造試験所が開設。化学理論が酒の製造に不可欠の要素として広く認識され始めます。
昭和初期にタテ型精米機の発明、温度管理や微生物の管理が容易なホーロータンクの登場、酵母の採取、分離、純粋培養といった技術革新が相次ぎました。
昭和10年(1935)頃までに、酒造の近代化、効率化を迎えるのに必要な計器機器類はほぼ出揃い、現在に至ります。
このように長~~い歴史があります。
ご先祖様が、造ってくれた日本酒を楽しみましょう(^o^)
BY チャーリー
